1円の円安で350億円の増収?
トヨタ自動車の営業利益は為替レートが対ドルで1円変動すると、350億円上下するそうだ。(日経新聞11月11日朝刊)。これまで100億円とか200億円上下するとの記事は読んでいたが、現時点では350億円!もっとも経常益(営業益も)2兆円に達するまで業績を伸ばしたのだから、数年前の記憶のままでは判断を誤る。
しかし、最近、優秀な経営者としてマスコミに登場する経営者に自動車産業が多いのも、為替に心地よい風が吹いているからではないか。
国内の超低金利をもとに、海外勢による円キャリ・トレードが円安の一因とされていることは皆さんも良くご存知のこと。日銀もその影響を研究しているとか。しかし、もう一つ忘れてならないのは最近の「外貨建て投資」の拡大。増えたと言っても2005年末で金融資産1500兆円のうちのわずか2%程度。本格的に伸びるのはこれからだろう。
一般個人投資家がせっせと外貨建て投資をして為替を円安に留め、日本の国際競争力を維持することでトヨタをはじめとする企業の株価を支え、一方で海外からの金利・配当収入で所得収支を大幅な黒字に持っていく。こうなれば良いのだが果たして現実は?
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